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言葉にするということ

言葉にするということ  丁度1年とちょっと前、初めて戯曲を書いた 戯曲の執筆は自分の内面との対話ではないか 僕が何を感じ、何を考えているのか それと丁寧に向き合う行為が言葉にするということなのだろうか   僕は、言葉を紡ぐのが好きだ   僕の漠然とした想いが言葉を通して形を帯びていく それはとても素晴らしい瞬間ではないか ほかの人に何かをおすそ分け出来たらもっと素晴らしいかもしれない 届けと願いながら僕は言葉を紡ぐ   でも、言葉を紡ぐのはとても難しいことだ   どれだけ言葉を尽くしても伝えられない想いがある 断定の中にきえゆく僕自身の不確かさもある それは僕自身の力のなさなのかもしれない それは僕自身の覚悟のなさなのかもしれない   それに、言葉は僕から離れていく   言葉は僕をわかった気にさせる 語りえるものがすべてではないはずなのに そして、僕ではない誰かを知っているかのような顔をする 本当に言葉は誰かのためになれるんだろうか 僕の安心のためにしかなっていないかもしれない   だけど、僕は言葉を紡ぎたい   言葉でしか伝えられないことがきっとあると信じているから 言葉を紡ぐ時間がきっと意味を見つけてくれるから 言葉は未来に残るものだから 言葉は過去に繋がるものだから   でも、言葉を紡ぐのは怖い   半年前、ふたつめの戯曲を書いた たしかに書きたいことがあった そればかりに気をとられ、色々な想いが零れ落ちた 言葉は今も、形として残っている だけど、言葉を紡がないのも怖い   昔、伝えたかった想いがあった 言葉にできなかった 言葉にしたらときっとすべて変わってしまうと思った でも、言葉にしなくてもいつの間にかすべて変わってしまった そして、しだいに色あせていった   色あせたころ、それは言葉になった   書かなかった言葉はたくさんある 書いた言葉もたくさんある   描けなかった未来と描けた今 書いた言...

目指せメタモルフォーゼ

好きなアーティストさんのライブの開演までの時間をどれだけ他のファンがやらなそうなことをして過ごせるか追究するのにハマっています。23音響web役者セクション員です。 先日大阪で開催されたライブに参戦してきました。他のファンの皆さんが会場でグッズを開封しながらおしゃべりしたり、おしゃれなカフェでアクスタやぬいぐるみとおしゃれな写真を撮ったり、某テーマパークに行ったりしている中、私は1人で小一時間電車に揺られて古墳を見に行きました。日本最大の古墳の周りを半周程歩いてきましたがさすがに他のファンはいなかったはず。楽しかったです。 ちなみにこの話は作業場日誌の中身には一切関係ありません。 今回の作業場日誌は、この夏公演をもって引退する2023年度入舎の14名が1人ずつ「ラブレター」をテーマにお送りします。ぜひお楽しみください。 3度目の夏公演。もう引退とかはやすぎ。 少なくとも学生のうちは機会があれば演劇を続けたい気持ちはありますが、一旦一区切りですね。 私が演劇をやる側になったのは高校で演劇部に入ったことがはじまりでした。 演劇部の活動が楽しくて、大学でも演劇を続けたいと考えた結果、今こうやってプリズムの一員として作業場日誌を書いているというわけです。 じゃあそもそもなぜ演劇部に入ったのか、といわれるとなかなか難しいです。 私が通っていた高校はそれなりに部活の種類が豊富でしたが、吹奏楽部とか合唱部とか他の文化部には見向きもせず(運動部という選択肢は私にはなかった)演劇部に一直線で入部したのに。 そして高校時代から今にかけて、役者をやりたいという思いは一貫しています。 演劇への関わり方がいくらでもある中で、なぜ演劇をやる側にまわり、そして役者をやりたいと思うのか。 なんとなく、という言葉で済ませるには長すぎる時間を演劇や演技と共に過ごしてきました。 もともと声を使って何かをすることが好きでした。朗読したり歌ったり。将来の夢が声優だった時期もありました。 演劇に限らず、人前に立つ人ってかっこいいなとも思っています。 あとは、各々が自分のベストを尽くしてそれぞれの仕事をして、それが集まって一つのものになる瞬間も大好きです。 でも、それをやりたいならバンドでボーカルをやるとかでもいいわけで。 いろいろな方法がある中で私が選んだのは、演劇の世界に入り公演を成功させるために仕事をして...

月を見る夜

  はじめまして、今回の担当は照明チーフです。 テーマが「月の見える夜」ということなのですが、よくよく考えてみるとそれってほぼ毎日そうなんですよね。現にこの原稿を書いているのだって「月の見える夜」です。 天気が良ければ基本的に毎日「月の見える夜」はやってきます。けれども、不思議なことに「月の見える夜」に僕たちが実際に月を見るのかと言われれば決してそうとも限りません。中島みゆきさんの『地上の星』の一節に「地上にある星を誰も覚えていない 人は空ばかり見てる」というのがありますが、現代人は空さえも見なくなってしまったのかもしれませんね。 そんな風に普段は見向きもしていないくせに、(むしろ、見向きもしていないからこそなのかもしれませんが)ふと気まぐれに夜空を見上げた時に浮かんでいた月のことがひどく印象に残っているというようなこともあります。 僕の場合は、幼い頃、母方の祖父の葬式があった日の晩に眺めた月の様子が、母の実家の蚊取り線香の匂いと共に今だに脳裏に焼きついて離れません。 満月ではなかったと思います。三日月でもありませんでした。何の名前もついていない不完全な楕円形の月でした。でもだからこそ、当時の僕のもの寂しい気持ちとすごくあっていたんだと思います。 もしかしたら、そういう決まりきった形がなくて、一年のほとんどの間、未完成な状態であるところが月の1番の魅力なのかもしれません。そうであるからこそ、普段は気にも留めていないのに、ふと見上げた時に、その瞬間の自分の心情と重ね合わせて見ることができる、だから印象にのこる、みたいな?知らんけど。 最近の僕は月を眺めては故郷のことを思い出してばかりいます。「月の見える夜」は、周囲から自分を切り離して、1人の世界で物思いにふけるのにもうってつけなのかもしれませんね。 ああこの公演が終わったら、また実家に帰りたいな。

侘び寂びってなんですか

    満月が "full moon" なら新月は "null moon" だろうと思っていたら、普通に日本語と一緒で "new moon" と言うそうですね。小道具衣装担当です。     テーマは「月の見える夜」とのことですが、生憎私の部屋は北向きなので、普通に夜を過ごしていると月が見える瞬間ってない ん ですよね。ただ、旅先とかで夜遅くふらっと外に出て、白い月がぼやぁっと 光ってる のを見ると、わからないなりに侘び寂びってこんなも ん かなぁなんて気持ちになるものです。あとは真っ昼間なのに青白い月が 浮かんでる ときもありますね。小さい頃気になって理由を調べたような気がする ん ですが、もう忘れてしまいました。歳ですね。     話すことがないので受け売りの話をしようと思います。夏目漱石が「 I love you 」を「月が綺麗ですね」と訳した、という逸話は非常に有名ですが、実際にそういう文献があるわけではなく都市伝説的なものにすぎないそうです。ただ愛情表現のメタファーに月を使うのは日本だけではないようで、ジャズの名ナンバー「 Fly Me to the Moon 」は "In other words I love you" という表現で締められており、「私を月に連れてって」が「 愛してる 」の婉曲表現みたいに 使われてる ん だそうです。月の名前にとどまらず愛する二人が月を愛でるっていう構図も万国共通な ん だなぁ、と思う一方で、「綺麗ですね」と「連れてって」じゃだいぶ押しの強さが違う ん じゃないかとも思ってしまいます。これが侘び寂びってやつな ん ですかね。     最後に 書いてる 途中で見つけた 小ネタを一つだけ。 iPhone をお使いの方は、デフォルトで入っている「翻訳」というアプリに日本語と英語をセットして、「月が綺麗ですね」と入力してみてください。小粋な ん だか小癪な ん だかわかりませんね。小道具衣装担当でした。    

駄文

  おはようございます、制作チーフです。今回の作業場日誌のテーマは月の見える夜らしいですが、私より前の人たちは全然テーマに沿っていることを書いてないですね。これはいけません。なので心優しい私が、テーマを考えた作演に報いるためテーマに完璧に沿った作業場日誌を書いてみせます。期待していてください。月っていいですよね。満ち欠けするところが最大のチャームポイントだと思います。最近作演に、月の輪郭って青色だよねって言ったら、君ってサイコパスだねっていう言葉が返ってきました。なんや、あいつ。ところで話は変わるんですけど、今月誕生日でした。別に祝わなくていいです。私は年齢を人より過敏に意識するので、歳が1つ違うだけでまあまあその人のことが怖く感じますし、ある種の屈辱も感じます。ましてや2つ違うなんてもう畏怖の対象です。崇め奉ってやりましょうか。そんなこんなで先月まで同期が全員年上なことに劣等感を抱いていました。私は最底辺にいたんです。下より下のどん底です。心もどん底です。こんなことを言っていると、今これを読んでいるみなさんは、誕生日は変えられないのだから仕方ないじゃん、アホじゃん、地獄に落ちたらいいんとちゃいます?って考えてると思うんですけど、一回ちゃんと考え直してみてください。自分の人生でどんな不幸に陥ろうともそれは自分自身の責任であることは周知の事実だと思うんですけど(たぶん?)、誕生だけは違います。誕生だけは自分ではなく親の責任です。親に100%責任があります。人生でとっても重要な地位にいる誕生が自分自身に依るものではないのは違和感増し増しですよね。私もみなさんと同じように屈辱を感じています。ちゃんと自分で生まれてきたかった。ちゃんと自分でこんな世界に生まれてくるという失敗を犯してみたかった。ちゃんと自分で……。まあ無理なんですけどね。ハハッ。以上の文章をバスの中でTeleを聞きながら書きました。Teleはいいぞ。今、バスから降りました。上を見たら月が見えました。輪郭は青色です。どうやら私が正しかったみたいです。  ここまでお読みいただき誠にありがとうございました。結局のところ私が何を言いたいかというと制作はとっても楽しいってことです。ちゃんと伝わっているか心配ですが、何人かには伝わっていると嬉しいですね。これで終わりです 、 さようなら。  

月のころはさらなりin令和

  はい!!どうも!!PV作ってたら夜中のニ時&若干風邪気味で明日やばい(明日スタ会とバイト( ´Д`))って感じの限界大学生生活を絶賛謳歌中の24映像チーフです!! めっちゃ今関係ないんですけど、今回の新公のPV!!2個あげるんですが(予定)両方めっちゃいい出来なんで興味ある人は是非ご覧ください!!今画面の前でそんな昔にあがったの見れって言われてもって思ってるそこの君!!(未来予知)安心しな☆ツイッターならメディア欄からすぐに遡れるぜ☆ て言う感じで()内で喋るオタク特有の悪癖を晒したところで本編へ。 今回のテーマは「月が見える夜」うーん難しいですね。難しい。提案したやつを恨みたいくらいには難しいです。しかし、そんな生産性がないことを言っていても仕方は無し。過去は変えられません。だから未来を見ましょう。難しいテーマかもしれませんが、頑張って考えてくれたのかもしれないし、web担当に言われて、野菜ジュースを飲みながらその場でパッと思いついたのかもしれない。そんなの考えた本人にしかわかりません。我々は与えられたテーマの中で、最善を尽くすのみ!!それこそがきっと我々のあるべき姿でしょう!! 話がまたそれましたね。改めて「月が見える夜」ですか。 ボクの中で印象的だった月の景色は高校ニ年の夏の終わり、ちょうど体育大会が終わった日の夜の月ですね。実行委員長を務めていたボクは体育大会が終わってからがむしろ本番で、各種片付け、後処理、その他諸々の雑用でてんやわんやでした。仕事は夜8時くらいまで長引き、ようやく体が空いて活動拠点に戻る頃にはもうヘトヘトでした。そんな中、これが終われば解散という最後の会議で先生方と各団の団長、団幹部の方々の前で最後実行委員長として挨拶しろと先生から突然言われました。もうパニックです。会議開始直前まであちらこちら動き回ってた僕がまともな挨拶を考える余裕があったわけもなく。結果なんの準備もないまま壇上に立ちました。これどうすっかなーとか思いながらマイクに向かって口を開くと、あら不思議。自分でもびっくりしたんですが、自分が何を思って体育大会を運営したか、今回がどれだけすばらしい成功に終わったか、先生方及び団幹部の方々へのお礼の言葉などが、気持ち悪いくらいスラスラ出てきました。結果拍手大喝采。自分でも意味わからんくらい褒められました。 何があ...

作業場日誌は間に合いました!

  東京に来てからめっきり夜空を見上げなくなりました。月がうつくしいことを共有する相手が身近にいないから。寂しい。  こんばんは。24宣伝美術チーフです。最近はウクレレを(近所迷惑にならない程度に)かき鳴らしています。今回は何を書こうかとひととおり考えてみたはいいものの、夜を話題にすると暗くなっていけない。ということで、本チラを作ったよ〜という話をしようとしたけど(ここでいろいろ書いては消しました)そんなに語ることも無かった。強いていうなら画面の中の月とひたすらにらめっこしてました、がんばりました。という主張です。がんばったらがんばった、つらいならつらい、こわいならこわい、わからないならわからないと主張することをこの公演での(勝手な)目標としています。これは先日大好きな先輩とケーキを食べたあと決めました。本チラに関してはちょっと主張しすぎたかなと半ば反省、えらーい!と褒めてくれる同期には感謝ですとっても。  しかし、わたしはすでに締切を2度放棄しています。由々しき事態。早めに設定してあるからタイムオーバー即ち詰みというわけではないけれど、できなかったなあというやるせなさは残るものです。そして早めに設定して効力があるのはその設定が早めであることを忘れているときのみです。今回しっかり覚えてたからまあいっかってしちゃった、あちゃあ〜。これから新たに設定した締切のために画面の中の月とにらめっこを、、デジャヴだな、やっぱりあっちむいて ほい でもしようかな。  また、作業場日誌を書くにあたって先代のそれを読んで、先輩方の表現の豊かさに改めて尊敬の気持ちを抱きました。たすけて〜〜わたしそんな素敵なこと書けない〜〜〜〜〜〜文章で出力するの難しい〜〜〜そもそもわたしという人間の深みが十分じゃないから出力できるものも少ない〜〜〜〜  とまあひととおりごねてみましたが(日常、ブラウザ上でもきつい、これに対面で付き合わされる同期たち、かわいそう、ごめんなさい)、わたしはわたしなりの表現で、この新人公演を彩れたらなと思います。画面内の月と向き合うにあたっておすすめの遊びがあったら教えてください。にらめっこ系で。  ここまで読んでいただきありがとうございました。さて、本番当日の宣伝物は間に合っているのか!?ぜひ劇場でお確かめください!