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みつめのあまひめ は絶賛公演中

みなさんこんにちは、作業場日誌小道具ver.のお時間です。 17の秋間が担当いたします。 初めての作業場日誌ですので気張っていきたいと思います。 ただ、小道具としてのお仕事は夏公演と合わせて二回目なので、 大してよいお話ができないのが残念でなりません。 さて、今回、小道具は少なめです。 そのうちの一つを担当しましたが、 なかなか内容に深く関わるものですので不用意な発言はネタバレに 繋がります。言えません。 他の小道具についてもそれはまた然りです。 それほどの深いレベルで、 小道具は演劇に関わっているのだと今気づきました。 なんて素晴らしいお仕事なのでしょう。 小道具一つ一つはいたって地味な存在です。 へーあれって手作りなんだ、とか、そんなものあった?とか、 もはや、小道具セクションなんてあったんだ、の世界です。 小道具がメインなんてモノボケくらいなものです。 ですが、先程も言いましたように、 今回の小道具はストーリー展開の上で重要な役割をこなします。 それはもしかしたら、もしかしたら、 小道具がなくても成り立つのかもしれません。 しかしあるのと無いのとでは大違いだと私は思っております。 骨付き肉が骨のみかの違いのようなものです。ほら、 大違いでしょう。 世界観が深くなるように、 小道具セクションは仕事をしております。公演では、 劇中の小道具、ぜひしっかりとご覧ください。 そして観劇後は小道具よかったねトークをしていただければ幸いで す。 それでは明日も駒場小空間にてお待ちしております。 長々と失礼 いたしました。秋間でした。さようなら。

左様なら

この文章が作業場日誌になるころにはおおよそ90燈の燈体が駒場小空間に吊られているのでしょうね。照明チーフの水口です。 チーフ小屋入りも3回目、新歓合わせれば4回目?、ついにラストチーフです。感慨深いです。 先日観にいった芝居で、開場して舞台を目にした瞬間にああ夏の午後だな、と思いました。 あとから扇風機がある、緑がある、座っている役者が半袖を着ていることに気づいたのですが。最初の瞬間光が目に入ってああ夏だ、午後だって感じたんですね。 そういうことに気付いてテンションが上がるくらいには照明と仲良くなってきたのでしょうか。どうなんでしょう。 去年、仕込み中に他劇の先輩から聞いた「照明って唯一時間も空間も支配できるセクションなんだよね」という言葉がずっと印象に残っています。 場面単体での場所・時間を伝えて来るのはもちろん、物語の中での流れゆく時間や変化する空間も照明によって表現されます。 ただそれと同時に、その場限り、一回きり、なんですよね。照明、光って。 厳密にいえばそうでもないですが、例えば舞台、音響、モノとしてデータとして残すことが、そこから想起することが出来るじゃないですか。 照明は残りません。データとしてその空間を空間のまま記録することも触れられるものではない光を残すこともできません、当然。記憶の中だけです。 記憶にしても私の記憶力はポンコツなので、大まかな印象でしか覚えていることができず。 演劇の魅力とは何か、という問いの一つの答えにもなりそうですが。 照明の魅力ってやっぱり、本当の意味で残らない、残せないことだと思います。 入舎してから照明しかやってきませんでした。 その割に照明への造詣がめちゃめちゃ深い、というわけでもなく。なんならもう一人の照明同期の方がいいプランを切ってる気もします。 分かりませんが。この一年間、照明でしかないなりに、チーフなりに、照明と向き合えていたのでしょうか。 残ることのない照明は、私に何かを残してくれるのでしょうか。 後輩が切るプランで後輩がオペをしています。見守っています。口も出しています。 チーフをしています。劇場でお待ちしています。

公演迫る!

初の作業場日誌で何を書けばいいのやら絶賛大混乱中!のプリズム17、吉澤こと紅茶さんです。音響やってます٩( ᐛ )و 異彩を放つ我が名に関しては私の地を這うような文章力では語り得ないアレコレがあるので省略させて頂きます。 さて、肌に感じる風も涼しくなってきた今日この頃ですが、なんと!来週の今頃は!秋公演の最中らしいです!びっくり! 公演が終わればナイトメア授業が始まってしまうのでこれが私の夏休みの最後のフィーバータイムってことですね。 なんと今公演では音響オペレーターという大役を務めさせて頂きます。舞台中の音を出すってことは音という姿になって役者と一緒に舞台上を駆け回るってこととほぼ同義です。率直に言って緊張します!!!!!!初めて脚本読んだ日からずっと心臓バックバクです!!!!!!寿命がジリジリ縮んでいくのを感じている次第でございます。高校でも演劇部で音響やってたので行為自体は初めてではないのですが、やっぱり部活とサークルとでは中々どうして勝手も違いますし心構えも全然違いますし何より色々と久しぶりなのでもう殆ど初心者も同然なのです……できる限りの最高の仕事をしたいと思います。 どうぞお楽しみください。

あと少しです

こんばんは。 制作として作業場日誌を書くのは初めてです。 去年なんとなく流れで制作になり約一年が経とうとしていますが、今はそこそこ制作のお仕事をわかってきたような気がします。 さて、制作といえば他の劇団などにチラシの折り込みをさせていただきにいくのもお仕事の一つですが、その際に他の大学の演劇サークルなどを覗いてみると、自分のところとの違いを見つけることもあります。 どのやり方が良い悪いというのは判断しかねますが、お客様を初めとして様々な方と接することの多い制作として、双方に気持ちの良いやり方でお仕事をしていければなと思っております。 劇場って、なんだか非日常を感じます。閉塞的で、ワクワクする感じ。あそこに足を踏み入れると、そこではいつもと違う時間が流れているような気がします。 今回の小屋入りでは私はロビー常駐員になるでしょう。あの ロビーが、日常と非日常との架け橋になるように、なんて小っ恥ずかしいロマンチックな事を考えながら、小屋入りを待っている次第です。 この公演が終わると私はしばらくお休みになるので、精一杯がんばります。 きっと素敵なものができます。ぜひ劇場までお越しください。 16制作 櫻井

((('ω'≡'ω'≡'ω')))

初めまして、舞台 1 年の山崎です。 初めての作業場日誌です。作業のことを書けば良いのでしょうか … 。まぁ適当に書こうと思います。 舞台作り、正直に言ってあまり楽しいとは言えない作業です。時間も人手も必要ですし … 。ちなみに僕は夏休みのほとんどをこれに捧げています。大学 1 年生の夏休みって皆こんな感じなんですかね。大分想像と違いますね。大学の知り合いの多くは友達と遊んだり遠くに出かけたりしてるみたいですがね。どうせ僕は友達少ないです。予定もほとんどないです。ほぼ毎日叩き場です。蚊に食われまくってます。 いつの間にか話が逸れました。舞台作り、先程述べた通り大変です。訳あって舞台セクションに入ったのは今回の公演からなので初めてのことが多く、先輩の足を引っ張ってばかりなのもそれに拍車をかけています(先輩、ごめんなさい … )。しかしその大変さの分だけ、舞台が立った時や、その上で役者の演技を見た時の達成感や高揚感はとても大きいものになると信じています。あるイメージを上手く立体化できた時の嬉しさは何にも代え難いものなのです。それを思えば叩きなんて辛くない … はず。 まだまだ頑張ります。舞台は 1 日にして成らず、だと思っております。

衣装から見る稽古場

どうも、衣装チーフです。 普段は役者として稽古場にいます。 普段、衣装セクションが稽古場に来るのは衣装あわせや採寸くらいなのでしょうか?ともかく、私は衣装チーフになってからずっと役者をやっています。そのため恐れ多いことに小屋入り中の洗濯や衣装オペは手伝い程度にしかやったことがありません。 私にとって、衣装チーフと役者の両立は時によって難しいものです。しかし、稽古場は衣装の視点でも得られるものが多い場所でした。 特にひとつ、その役者に似合うものが分かること。 通常練に毎日練、役者は長い時間をともにします。その中で普段のファッション、体格や動き、それらの長所短所まで見えてきます。演出もいち早く耳に入ります。 役者や演出に合わせて、彼ら彼女らが舞台上で最大限輝けるよう、衣装はお手伝いができます。普段の良さを生かすも良し、普段は着ていないようなテイストの衣装を着せて新しい"似合う"を見つけても良し、です。 役者兼衣装はフットワーク軽く動きにくいかもしれません。衣装チーフとして今までにもたくさん、セクションメンバーにお世話になってきました。 ただ、稽古場民の目線で衣装に貢献することができたのであれば嬉しいです。 衣装、気合いいれてます。バリバリ仕事してます。ただ服をまとっているだけではありません。 駒場小空間でお会いできることを楽しみにしています。 9月28日~10月1日 「みつあめのあまひめ」 於 駒場小空間

楽しい楽しい作業

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悪天候などおかまいなしに、本日は塗り作業を進めました。 作業をしていると、毎回何かしらの発見があります。今日の発見は、ペンキ缶が入っていたビニール袋に書いてあった言葉、"painting tomorrow"です。第一発見者による「pating tomorrow〜♪」の声に秒で「やかましいわ」と反応してしまいました。 こんな感じでなんだかんだ毎回爆笑してしまうことがあって、作業はとてもとても楽しいです。 pating & tataking for 秋公演!舞台屋はそれでも頑張ります! (叩き場の神様に後光がさす様子)

『ひぃ!ふぅ!みぃ!よっ!』

こんにちは 宣伝美術一年の緒方です 宣伝美術というセクションが一体どんな仕事をする部署なのか全く知らないまま 何も考えずにこの部に飛び込んで、 はや(?)1ヶ月 … … あれ?画像の統合ってどうするの? データの変換とは?? レイヤーって … 何??? ラスタライズ … と … は … (ガクッ) フォトショップに当然大いに苦戦し、 先輩達にも大変な迷惑かけつつ、 私はなんとか本チラを完成することが出来ました。(この場をかりてお礼を言います。ありがとうございました。) 実は私は元々このセクションに入るつもりで劇団に入ったわけではなく、 初めは自らの引き出しの無さから大変苦労しました。 しかし、色々あってこのセクションで働く機会を与えてもらえたことにより、 フォトショップの使い方を身につけたり、今まで興味を持ちえなかった広告・宣伝などに関心が湧いたり。 新たな知見が広がって、今では偶然ここに入れた事は本当に幸運だったと感じています。 まぁそういう紹介は置いといて、今日の宣伝美術の作業場日誌をお見せします。 今日のお仕事は、駒場キャンパスに置かれている大看板のインフォメーションを塗ることでした。 看板を見てもらえば想像つくと思いますが、このお仕事 … 大変心がすり減るんですよね … ! 下書きのトレスからはみ出してはいけないというおおきなプレッシャー … ッ! 会話もなくなるような緊張感の中、作業員たちの心をほどいてくれるのは、単純。 そう、 " しりとり " なのです。 今日はその BGM としてポケモンの『ポルカ・オ・ドルカ』を叩き場に響かせつつ作業をしました。 この曲は、ニャース達の『ノルカ ! ソルカ ! ポルカ オドルカ ! 』というやかましい声が、次の単語を考える思考を断続的に妨害してきます。 ニャースの声に猛烈に煽られながら、作業員でしりとりをとても楽しめ、塗りも和気あいあいと進ませることが出来ました。 しりとりの BGM として、本当にオススメの名曲です。 最初は初めてのインフォメ塗りにガチガチになっていた私ですが、 作業を共有しつつ、単純にしりとりを楽しむ中で、少しだけ先輩達と仲良くなれ

朝起きてこの文章を読んだ時の私の気持ちを予想する

webチーフの小池です。 作業場日誌を書くのもこれが最後かなあと思いながら書いています。 新歓の時に「WEBは舞台上の次に舞台の世界観を表せる」と大口叩いたんですが、 仕事を振られる時に、それを作演が拾ってくれたことが印象的でした。 特設サイト、みなさん見ているでしょうか。 別に、舞台を見た後にもう一度サイトを見ると、あっと驚くような仕掛けはありませんが、 素敵な外観の家に入ってみたくなるように、ご来場の誘い水になればいいなあと、と思いながら作りました。 最近はSNS全盛ですが、少し前に「ホームページ」の時代があって、 その頃は文字通り、各々がインターネット上に自分の家を持っていたんだと思います。 自己表現をするための家です。自分の世界を見せるためのスペースです。 舞台は一週間で跡形もなく消えてしまうけれど、特設サイトは私の一存で残せます。 そういう意味で、特設サイトが最終的にこの劇が帰る「家」になってくれたら、そんなに嬉しいことはありません。 でも、100年後や200年後だったら、本チラとかの紙媒体の方が残るんでしょうね。 せめて、できる限り消さずにいるように、ちゃんと引き継ぎしたいと思います。 次があったら、もっといいものが作れるようになっていたいです。 チーフ引退間際の小池でした。