衣装から見る稽古場

どうも、衣装チーフです。
普段は役者として稽古場にいます。

普段、衣装セクションが稽古場に来るのは衣装あわせや採寸くらいなのでしょうか?ともかく、私は衣装チーフになってからずっと役者をやっています。そのため恐れ多いことに小屋入り中の洗濯や衣装オペは手伝い程度にしかやったことがありません。

私にとって、衣装チーフと役者の両立は時によって難しいものです。しかし、稽古場は衣装の視点でも得られるものが多い場所でした。

特にひとつ、その役者に似合うものが分かること。
通常練に毎日練、役者は長い時間をともにします。その中で普段のファッション、体格や動き、それらの長所短所まで見えてきます。演出もいち早く耳に入ります。
役者や演出に合わせて、彼ら彼女らが舞台上で最大限輝けるよう、衣装はお手伝いができます。普段の良さを生かすも良し、普段は着ていないようなテイストの衣装を着せて新しい"似合う"を見つけても良し、です。

役者兼衣装はフットワーク軽く動きにくいかもしれません。衣装チーフとして今までにもたくさん、セクションメンバーにお世話になってきました。
ただ、稽古場民の目線で衣装に貢献することができたのであれば嬉しいです。

衣装、気合いいれてます。バリバリ仕事してます。ただ服をまとっているだけではありません。
駒場小空間でお会いできることを楽しみにしています。

9月28日~10月1日
「みつあめのあまひめ」
於 駒場小空間

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