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2月, 2023の投稿を表示しています

⋆。:゚・*:゚・⋆。⋆。:゚・*:゚・⋆(←照明のつもり)

冬というと、極寒の雪山で熱源を探して彷徨っていた時のことを思い出します。 雪が吹き荒れる山中では、数分熱源から離れて歩いただけで凍死してしまいました。下がっていく体温に悲鳴を上げながら必死に熱源を探し、なんとか熱源装置を探しあてたり、装置がなければ篝火をたいて一命をとりとめたことが何度もあります。今思い出しても、あれは過酷な道程でした。命からがら熱源を確保したあと、食糧を摂取すべきなのに、それすらできないほど疲れ果てていることはしょっちゅうでした。 そうして体力も気力も枯れ果てて、ただ目の前で燃え盛る火を見ることしかできなくなった時、炎が織りなす不可思議なダンスに魅入られました。ちらちらと形を変えながら雪を飲み込み踊り続ける炎は、目を離せなくなるほど美しく、神秘的なものに思えました。数奇者として名高いある骨董収集家が、晩年ライターの炎を見つめては綺麗だろうと言って魅入っていたという逸話がありますが、なるほどその境地に達するのも少しわかるような気がします。さながら灯に群がる蛾のように、フラフラと炎に惹かれて近づき、そのまま目を離せなくなってしまうことは、確かにありました。時として生物の命や住処を脅かす炎は、その苛烈さや恐ろしさと同時に、言葉にし難い魅力も持ち合わせているように感じます。 劇場で、舞台を彩る照明の光を見る時も、少し似た心地になります。暗闇に包まれた劇場で、灯体が放つ光は劇の支配者の一人となります。暗転の後、光が差しこんできて劇の始まりを知らせ、舞台上の何かに光が当たって、観客の視線は誘導されます。ふっと光が消えて、観客は物語に何か変化が起きたことを感じとり、極彩色や点滅する光は物語に刺激を添え、眩しいほどに強い光はその光景を鮮烈に人々の目に焼き付けます。照明はあくまで演劇の一装置であってそれ自体が主役となることはほとんどありませんが、照明に着目して舞台を見てみると、その装置としての演出力に思わず身震いする時もあります。それはなんだか不思議で、神秘的で、炎の持つ不可思議な魅力に通じるものがあると感じます。灯体の光は炎のように人の営みの片隅、劇場でひっそりと存在しながら、時には人間を飲み込むかのように存在感を放ち、人々を圧倒します。 冬、というテーマからずいぶん離れて奔放に書き連ねてしまいました。元は雪山の話をしていたはずです。ちなみにこの雪山、あるゲームを

星空

テーマが「冬」ということで。 私の冬の楽しみのひとつは星空です。 上を向いてずーっと眺めていると、だんだん星や空との距離感が分からなくなっていくあの感覚、伝わりますかね、あれが大好き。 九州の田舎県出身である私の実家は、高台にあって街の明かりからほんの少し離れられるため、家の周りは星がよく見えるんです。 特に、近所にあるテニスコートの大きなライトが消える夜10時以降は、もうほんとにとっても綺麗。 もちろん東京でも星は見えるけれど、やはり田舎には敵いません。 …書いていたら帰りたくなってきました。 今は東京の星空スポットを探し中です。 どこかいい場所ないかなぁ、満天の星空の下で時間を気にせずぼーっとしてたい。 長文を作るのが得意ではないので、ここら辺にしておきます。『雪の降る街』どうぞお楽しみに。 以上、22音響でした。

季節の感じ方……?

皆様ご機嫌麗しゅう。新たに22代の映像チーフになりし者です。 日本語を練るのがあまり得意ではありませんので映像編集なら任せろ!などと定期的に大口を叩いております。よしなにやってまいりましょう。 さて、今回映像セクションお仕事沢山あるみたいですね。がんばっていきまっしょい。 タスク管理はチーフのお仕事っ!!!(おしごとっ…(オシゴトッ……((エコー という素振り(コレ、"すぶり"ですよ?"そぶり"になると意味がとっても変わっちゃう。日本語こわい。)をしながら迎えますは新人公演。テーマは「冬」。いざ、作業場日誌っ! と意気込みはよろしいのですがきっと既に怪文書ですね。これでも真面目に書いているんです。 ・・・ 冬。 冬って、長い気がする。冬の思い出が多すぎるせいかなんとなくそんな気がします。 でもなんとなく短い気もする。気がついたら春が来ているね。 冬の空気、 特に雪が降る前日の空気って美味しいですよね。突き刺すような澄んだ空気、大好き。 定期的にそんな空気に刺してもらいたくなるのはもやもやした心にトドメを刺したいから。そのまま突き抜けて欲しい…………えっなにそれ急に話が重い。 冬…………。 今は冬で合っているんでしょうか。何をもって冬っていうんだ。立春過ぎたぞ。まだ寒いね。私が冬だと思うならきっとまだ冬だね。むしタイプのpkmnに遭遇しなくて済むこの季節が私はいちばん元気です。この季節のうちに次の春や夏や秋の準備をしてしておくと未来の私が褒めてくれます。 さて、迷走してしまいましたが。 もうすぐ本番が近づいてきました。今公演も映像公開がございます。公演日にご都合つかない方も是非!是非!!映像だけでも観に来てくださいませね。映像を観ての感想もお待ちしております〜。 ではまた! 22 小屋入り前でぺちぺちしている映像チーフ

冬毛のスズメかわいい

ここ数年でインドアを極めに極めた私ですが、冬はいちばん好きな季節です。いつもより多めに外に出ます。一週間に二回ほど。 朝方の澄んだ空気から深夜の星空まで、一日のどこを切り取っても冬が好きです。先日、金沢に行ったのですが、早朝の兼六園は本当に美しかった。無料開放されてるのでオススメです。途中から吹雪きだして宿に着く頃にはびしょ濡れでしたが、全身で日本海側の冬を堪能出来た気がします。 冬はお洋服も可愛くて好きです。いつもより多く着ることが出来ますから、可愛いに可愛いを重ねたら最強可愛いが出来上がるという訳です。 たとえコートで全身隠れるとしても、中に着るシャツやセーターが可愛ければ、その日の私は最強になってしまいます。これ、冬を楽しく生きるライフハック。 今回の舞台のキャラクターも、沢山のアイテムを身につけています。 作演からの「モコモコ」や「キラキラ」の要望になるべく沿えるように、予算くんと喧嘩しながら、仕上げていきました。 舞台の雰囲気やキャラクターのイメージをより最強に可愛く、格好良く、出来ていたら嬉しいです。 是非、注目してください。 最後に、衣装民の皆様。 頼りないチーフに付き合ってくれてありがとう。これからもよろしくお願いします。 22衣装

冬も終わろうとしていますが

 冬といえば山、山といえば冬ですね。 普段の私は限りなくインドア派なのですが、冬だけは暇さえあれば山に繰り出しています。スキー狂いに片足を突っ込んでいます。まだ両足は突っ込んでないと信じたい。 天気がいいとき、山から見下ろす冬景色は本当に綺麗です。山嶺も街も遠いけれどくっきりと青く、見上げると雲が目に見える速さでぐんぐんと流れていきます。時が流れていくみたいに速く。 速く。 はやく。 時の流れ、早っ。 あっという間に2月下旬になってしまいました。 宣伝美術チーフの仕事は、基本的に仕事の割り振りと進捗管理に尽きるのですが、各仕事の締め切りがけっこう違います。宣伝美術の担当のみなさんが優秀なおかげで、気がつくと次の草案や完成品が出来上がっている……ということが多く、有難いばかりでした。 私が作成を担当したのは、ロゴとチラシでした。 特に手こずったのがロゴです。今回の劇では、デジタル風と明朝体風のロゴの2種類があると思います。実はこれ、私がデザインを決めきれずに何種類も草案を提出し、作演出さんに「2種類を使い分けてはどうか」と救済していただいたのが始まりです。寛大・柔軟な作演出さんです。感謝してもしきれない。 どちらのロゴに関しても、いろいろと工夫を重ねて、参考にしたフォントからかなりかけ離れた、オリジナル風のフォントになっています。劇中の2つの世界と見比べながら、楽しんでいただけると幸いです。 22宣伝美術

感情移入って偏ってるよね

こんにちは。レポートは一発書きなのに作業場日誌はもう5回くらい書き直しています。 書き上げて提出しようとする度に気まぐれな自分にボツにされています。今回は提出したいです。 テーマは冬です。つまり今ですね。冬は越えるものなのでしょうか。過ごす、というのもなんだか早く通り過ぎたがってるみたいで寂しいです。いや、これはちょっと過剰反応かも。何が言いたいかというと、春とか朝みたいな明るくてあたたかいものはいろんな生き物から歓迎されるのに、冬とか夜って越える、とか明ける、とかそういう言われ方することが多い気がしませんか?っていう話です。言い回しに特別意味はないのかもしれないけど、私が「冬」だったら(???)絶対めちゃくちゃ気にしちゃう。え、早く終わってほしいと思ってるの?みんな春が好きなの?みんな大好きな春の前の通過点で耐えるべき季節じゃなくて、冬を冬として受け入れて、好きになってくれないの!?!?とか、考えちゃいそう。冬だって好きでいてくれる人はたくさんいるから、落ち着いてほしいですね。 まあ、冬って草木が枯れて虫もいなくて(これはうれしい)いろんな動物が眠って、人間もなんだか憂鬱になったり、寒さを凌ぐために寄り集まっておうちに籠ったりするらしいので、元気に動いていたい人には不都合なのかも。あ、また凌ぐって言った、でも暑さも凌ぐって言うから許してほしい、ごめん…私は好きだよ… 幸か不幸か、まだもう少し冬は続きます。あったかくして、心と体に気をつけて生きてください。22小道具でした。ばいばーい

スンドゥブ食べたい

  冬は寒いし雪が降って電車は止まるし車も動かなくなるし昔からあまり好きではありません。雪で滑って公演の本番 1 か月前に全治 2 週間の捻挫をしたこともあるので本当に好きではありません。夏か冬かと言われたら圧倒的に夏派です。夏になったら冬派って言い出すんだろって思った人もいると思いますが、そんなことは断じてありません。夏派です。四季でいうと春派です。 うちの犬が冬になると毛を伸ばすこととお正月に美味しいものが食べられるという点では冬を評価してもいいかもしれません。お正月に食べる鴨蕎麦が大好きなのです。おもちも好きです。大量に実家から貰ってきたのですが、すぐ無くなってしまいました。砂糖醤油派です。 制作の仕事は思ってた以上に大変です。じわじわタスクに追い詰められていきます。メルティーキッスの箱をパソコンの右側に置いておかないとやってられません。イチゴ味派です。場合によっては柿ピーが左側に追加されます。 8:2 派です。 自分が役者をせず、制作と舞台をする日が来るとは思わなかったです。人生何が起こるかわからないですね。制作チーフ頼りなさすぎて本当に申し訳ないですが、新人公演を走り抜けられるようお酒にほどほどに頼りながら (20 歳です。合法です ) 生きていこうと思います。 味噌ラーメンとチーズインハンバーグとべっこう飴とレモンサブレとカニが食べたいです。 22 制作でした。

冬の空気はなんだか特別だと思うのです。

22Web チーフです。 22年度新人公演の作業場日誌は「冬」だそうですね。この先みんながどんな「冬」のお話を書いてくれるのか楽しみです。 演劇の題名は『雪の降る街』です。私は雪が降っているところを見るのが大好きです。 雪がはらはら空から舞い降りてくる様子をぼんやり見ていると自分がだんだん現実世界から離れていけるような、思考がだんだんすっきりしていく感覚をつかめます。 これと同じで冬の冷たい空気も私のごちゃごちゃした頭を整頓するにはとってもいい薬です。この時期には用事もないのに窓を開けて澄んだ空気を肌に感じながら日が落ちるのを眺めたり、四方から聞こえる物音に耳を傾けたりします。 そうして頭を空っぽにして窓辺に立っていると、辛いことも悲しいことも悩みごとも冷たい空気で透明になっていくのです。あたたかい部屋に戻ると悩みごとの解決方法が見つかったり、やる気のなかったタスクに目が向いたりと心の動きが少し機敏になります。 今日は東京でも雪が降りましたね。みなさんも冬の澄んだ空気の力に触れてみてはいかがでしょうか。 22年度新人公演『雪の降る街』、開演まで残り3 週間となりました。