不自然

こんにちは、18小道具野口です。

突然ですが、場所に対して自然なものよりか不自然なものの方が印象に残ること、あると思います。
「自然」は例えば、玄関に靴が置いてあっても特に気にならないなということです。逆に「不自然」は、ディズニーランドから出てきたであろう人が住宅街の夜道でカチューシャをしていたら、見ますよね?ということです。これはどちらかというとカチューシャをしている側の気持ちにぐっと来そうですね。
…恐ろしいですね。気をつけたいものです。

マイベスト不自然は、高校生のとき最寄り駅から家に行く歩道(広めの二車線道路の隣にあり歩行者用と自転車用に分けて線が引いてある)の脇に冬瓜が落ちていたことです。しばらくあったのですが、だんだん朽ちていきました。その時期は学校帰り自転車でその道を走ると何となく土に還っていく冬瓜を眺めたものです。冬瓜であるのがなんとも良かったです。
ちなみにその道には豆腐や葱も落ちていたことがあります。鍋でしょうか。

特にこの作業場日誌に重大な発見はないのですが、印象に残る方法は様々だなという教訓を得ました。得たことにします。印象に残らなきゃいけないということではありませんが、一つの方法として。道に冬瓜が落ちているのが日常である人が大多数だったら先に述べた状況は不自然に写らないでしょうから、「共通の自然」も加えて必要になってきます。何か自然で何が不自然か、いろいろな規模・方向の視点から見ていくのも面白そうです。
…不自然な世界の中で一つだけ自然なものがあったらそれは自然なのでしょうか。場に対しての不自然が勝りそうな気もします。

咲いている草花のような小道具も、
落ちている冬瓜のような小道具も、
かわいがっていきたいと思います。

題名が不自然……少し不自然。

野口

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