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はじめまして。21宣伝美術です。今回は衣装と役者も兼任していて宣美の仕事があまりできていなくて恐縮ですが、一宣美メンバーとして書かせていただきます。

私は元々図画工作手芸などが好きで、そういう作業ができそうなサークルないかな〜と適当に探してプリズムに入るに至りました。結果として想定以上にわんさか作業をすることになったので入舎当初の自分の直感の鋭さと向こう見ずな感じがかなり恐ろしいですね。

テーマは「舞台とわたし」とのことですが、入舎理由がそんな感じなので、演劇に関しては最近ぼちぼち勉強を始めたばかりのど素人で語れることがたいしてありません。だからまずは自分にとってものをつくることがどういうことなのかについて少し書いてみます。私は絵を描いたり手芸をしたりしている最中、すごくのめりこんでいる瞬間があります。好きな題材だからとか得意な工程だからとかは関係なく、作業を始めるとつい一心不乱になってしまうようです。この制作に自分のぜんぶを費やしているという感覚が、好きなのかは分かりませんが、とにかくクセになっていて、それを味わいたくて今まで創作を続けてきました。宣美や衣装での仕事や、仕込み・バラシでもその感覚をがっつり摂取できていて、とても充実しているなあと感じます。これが自分にとっての創作の醍醐味だと思います。

でも舞台は、自分がキモチエエだけでは成り立たないんだということを役者を始めてから特に感じるようになりました。演劇という形でお客さんを招いてやるからには、観に来てくれた人を圧倒して、惹きつけてやまないような表現をするための工夫が各セクションでたくさんたくさん必要なのかな、ということを、ズブの素人ながら考えています。私にとってはそういう工夫を織り込んだプランをつくるのが一番難しくて苦しい工程です。今回の公演の宣伝画像のアイデア出しでも、脚本の世界観や雰囲気を十分に表現して、かつTwitterで一目見て興味を持ってもらえるように…などなど考慮していたら「そんなもん描けるかってーの!!ばか!もうBABYになるしかない!ばぶー!」と気が狂いそうになりましたが、なんとかふんばって、他のメンバーやセクションのプランからインスピレーションを得てイメージをかため、納得のいくものを完成させられました。こんな風に多方面から刺激を受けつついろんなことを考えながら創作ができているのは本当に貴重で、ありがたいことです。これまでに座組の人たちから受けた刺激は、私が作ったもの、これから作っていくものを通して、お客さんへの刺激として返していけたら最高だなと思っています。これがさしあたっての私の「つくること」との、そして舞台との向き合い方です。

「間氷期の終わりに」は、創作をする人間にぴったりと寄り添った作品になっています。そして今度は役者としていよいよBABYになりかけているこの私も出演しております。ぜひご覧ください。

 

21 宣伝美術

 

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