演劇をやる理由はない

 暦の秋涼を突き放すような暑さの中、皆様いかがお過ごしでしょうか?19の舞台&映像&Webの杉原です。今回のテーマは「大切な景色」らしいですが、よく分からないので気にしないことにします。
 最近、先輩や同期からよく「なぜプリズムに入ったのか」と聞かれます(経験者でも無い上に、全然観劇行かないので無理ないですが)。その度に適当な理由をでっち上げていますが、実際は「なんとなくやりたかった」が一番近いかな、、、と思います。


 ここで急に話を一般化しますが、僕は目標を定め、その到達の為に選択肢を逆算するのが嫌いです。人間最期は皆同じ結末な訳ですから、選択とは、集積すると個性を失うものだと言えます。となると、どんな大層な目標も所詮はその集積の中継地点でしかなく、逆に言えば、集積されていない、離散的な一つ一つの選択そのものにこそ、真の個性や価値が垣間見える訳です。ですから、選択を目的のための手段としか見ないのは悲劇です。
 生きる目的が見つからずに悶えるのもいいですが、生きていない状況を経験し得ないのにそんなもの探すのはそもそもナンセンスな気がするので、今この瞬間の自分にとって比較的意味のある選択を行っていれば、まぁそれでいいのかなって思ってます。だから、優柔不断って美徳ですよね。選ぶことを大事にしてるってことだと思います。そうすれば、大切な景色もいずれ出来るのでは???(?)
  
 だらだら書きましたが、要はプリズムの入舎フォームが送られた時、「いいな」って思った、ただそれだけが理由で、その背後に特に目的は定めてない訳です。カエルみたいに単純な理由ですが、劇団が楽しいと今思えているので、それで十分だなと感じます。あ、叩きも楽しいですよ!!(作業場要素)


プリ19  杉原

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