僕が演劇をする理由

演劇をする理由?なんとなくですね。

こんにちは、制作19の池松です。

僕は他のセクション(照明)と兼任もしていて制作の仕事に専念してるっていうわけでもないんですが、一応積極的な理由で制作をやっています。
お客さんが、芝居の中身じゃなくて、会場運営とかそういうのに気が取られてしまう、とか、そもそもお客さんが来ないとか、そういうのがあると折角芝居の質が良かったって芝居は評価されない。アンケートにもその関係のことばかり書かれたりとか、ツイッターで叩かれたりとか。芝居は面白いのにそんなことになったら悲しいでしょ?

だからです。
芝居を守るような役割なんしゃないかな。
知らんけど。

さて、テーマ、「大切な景色」でしたっけ?

僕の父は転勤が多かったので、今まで住まいを転々としてきました。どの場所も思い出深い場所です。とりわけ小学生〜中学生で住んでいた中国上海は、今ではなかなか行くことができないということもあって、かなり頻繁にその風景を思い出します。

この前の3月に旅行で上海に行きました。
住んでいたマンション、行きつけだったスーパー、通っていた学校。変わっていました。住んでいたマンションの前の道では地下鉄の建設工事が進んでいました。スーパーではキャッシュレス化が進んでいました。(さすが中国ですね変化が激しい)でももっと根本的(?)に、あの頃見ていた風景とは何かが違う気がするんですよねぇ。なんででしょ?

なんか住んでいたマンションを見ても、やたらと奇抜な形だなぁとしか思わないし、スーパーに行っても、日本へのお土産くらいにしか目がいかないんですよね。通ってた学校なんてそもそも入れないし。いやそもそも、思い出す景色って、そういうところってよりも、道端の看板とか通学バスから毎日見ていた車窓とかなんですけど、そういう何気ない景色ってもう何気なくないんだなぁというか。僕の中から、住人としての視点が既に失われていたんでしょうね。

結局、大切な景色ってその場所にあるんじゃなくて、もう心の中にしかないんだなぁと思って、寂しくなりました。

あ、演劇とは一切関係ないです。

19制作 池松

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