シュウカツ

人間というものはシュウカツとやらをしなければいけないようである。全ての人間が平等経験するそれがやってくる前に準備が必要らしい。
実は人間である僕もやってみることにした。もっと早く始めておくべきだった気もするけど、何事も遅すぎることはないのだと自分を奮い立たせる。
シュウカツに際してまず何をするべきなのか?
ネットで検索をかけるととりあえずノートをつけ
て自分史なんかを書くと良いらしいことが分かった。
という訳で自分史
2019年4月
新歓期、比較的忙しい組織に所属しないと自分は腐ってしまうという懸念から演劇団体に目をつける。プリズムに入った理由やセクションの希望理由は今でも会話の話題になることがあるけど、「先輩が可愛かったから」と答えている自分はつまらない人間だと思う。
2019年10月
この頃から自分の関心は演劇からセクションの仕事自体に移っていたし、それは今でも変わらない。でもちょっと後悔もしている。
2020年2月
実はこの時は割と燃えてた。新人公演が近いというのもあって、他の劇団を意識しているところがあった。今では良い思い出。
2020年3月
楽観視してたね。まあみんなそうか。
2020年10月
失っていた再び熱を取り戻す。でも自分本位だった。
2021年1月
なんとなく満足する。自分は満足の沸点のようなものが低いのだと悟る。この頃から引退を待ち望んでいた。
現在
キャンパスに行くと昔を思い出す。眠気を堪えながら始発を待っていた僕も今では終電を逃さないようにそそくさと帰る。でも今も悪くないとは思う。


ここまで書いて一人称が「僕」であることがやっぱりキモい。やっぱり俺は「俺」だし、あんまり変わってないと気づく。俺はちょっと尖りたいけど結局不器用で真面目で、でもものぐさだからツメが甘くて、他人が面倒だけど気になって仕方なくて、プライドがちょっと高くて、怖い話とようかいが好きな奴。
変わったことと言えば、照明が好きになったことと友達が増えました。俺はshyだからあんまり誘えないけどこれからはもっと遊びに行きたいですね。あと学生演劇も多少は好きになったかな。でも演劇自体はそこまで好きにはなれなかったわ。すまん。
気づけば余命もあと僅かみたいなので最後ぐらいはビシッといきます。自分のすべきことを全うしてバイバイしやす。
という訳でプリズム人生の終活でした。






一応言っておくと死後も演劇を続けます。幽霊の存在を信じているので。

19照明 立石

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