Prizoom
一代記、それが何なのかはよく知らない。多分ある人の過去について後から本人なり誰かしらが振り返っているものだと思う。
そこには少なからず捨象される部分がある。
大抵過去を振り返る際に暗い部分はひた隠しにされてしまう。
みんな昔は良かったと言う。
昔は「貧しいけど温かい時代」、今は「モノはあるが冷たい時代」なんて比較される。
でも女性の地位は今より低かった。マイノリティへの目は厳しかった。
そういうことを乗り越えて(今も克服しながら)人類はなんだかんだ進化してきたと僕は信じている。
みんな「高校の頃は楽しかった」と盲目的に言う。
でも辛かったことも多かったはずだ。大小の差はあれどもそれぞれ悩みを抱えながら頑張ってたんじゃないの?
多くの演劇サークルにとって今は暗黒期である。
暗黒期ではないのかも知れないが、確かに暗闇の中にいる。
この状況下において、僕たちスタッフにもセクションにもよるが一応引き継ぎ書に書かれたタスクを潰していくことは可能だ。
でも、ただ脳死して仕事をこなすだけならバイトでもすればいい。
ノルマもいらないしむしろお金がもらえる。
「じゃあどうする?」
「まあもがいて、足掻いて、進んでいくしかないんじゃね?」
「でもそしたら大変だし辛いこともあるよね?」
「大丈夫っしょ。辛いことがあってもいつか忘れて、
学生時代は良かったー
なんて言うんだから。」
19照明 立石
おまけ
僕の好きな言葉
・「やらずに満足するのとやって満足するのとでは断然後者を選ぶべきだ」(黒神めだか)
・「暗い場所で見る光も悪くねえ」(多分アドレナリンの輪入道のウイニングラップ)
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