まだ18歳のくせにいっちょ前に演劇を語る
はじめまして、24代舞台セクション員の中で1番おでこが広い人です。
さて、今回のテーマは「原風景」だそうです。考えた末、「その人に大きく影響を与えている幼少期の視覚的な記憶」を広く原風景と捉えるのが私にはしっくりきました。
とすると私の原風景は、母が「からすのパンやさん」という絵本を読み聞かせてくれている光景です。4歳頃、毎日のようにこの本を読んでとせがみ、全文丸暗記していました。
そして成長した私は、同じ小説を10回以上読み返し、同じ曲を2時間くらいリピートで聴き、好きなドラマは録画して5回は見ます。内容を知っているものや結末がわかっているものに安心を求めてしまう幼さからなかなか抜け出せません。
しかし演劇は1回きりです。同じお芝居を繰り返し上演するとしてもハプニングやアドリブはつきもので、役者の調子にも左右されます。
脚本を書いてみたかった15歳の私は高校で演劇部に入りましたが、部員が自分入れて2人(しかもその1人は「セリフ無しなら出演してもいい」とか吐かす)。 それでもなんとか1度大会に出場し、舞台をつくること、舞台に立つことの魅力に圧倒されました。幕がミスで降りず、もう1人の彼とアドリブで芝居してつないだ1分間は、心から震えた。先がわからない一度きりの中で今できる最高のものを目指す面白さを知ることができました。
演劇はきっとこれからも、私の変化のきっかけになると思います。大人になっても時折演劇を感じられるくらいの距離にはいたいです。とりあえず今は、プリズムでのびのびと演劇を楽しみながら、たくさん考え、経験を積み、成長していけたらと思っています。
しかしのびのびとは言ったものの、今回は構造物が多いうえに舞台美術(私)がへっぽこだったため舞台屋は緊迫しています、とほほ
初めての作業場日誌、書くのが楽しすぎて今夏くらい長くなってしまったので、これくらいにします。
最後に、たくさん助けてくださったRS先輩とSBちゃんに大きな感謝を申し上げます。
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